12月11日(水)は、柏のネクスファさんにて「ものづくり教室」講師をして参りました。
「しめ縄飾りを作ろう!」が今回のテーマ。お店で買うことがほとんどになってきた現代、自分たちの手で、自然の素材で作り上げるお正月飾りを知ってもらいたいと願ってのテーマ選択でした。
まずは事前準備の風景をご紹介します。
縄の材料は「わら」。自然農のわらを田んぼからたくさん手配し、事前に細かい束に分けておきました。1つ1つを水でしめらせておき、その後、熊手で掻いてゆきます。余分なわらくずを取り除くためです。
次に、わらをしなやかにするため、木槌で丁寧に叩いてゆきます。ここまでの準備にかなりの時間がかかりますので、事前にこぐま塾で用意をしておきました。
また、しめ縄に飾り付ける柑橘と葉っぱも手配。今回は子ども達の手の大きさからしめ縄の仕上がりサイズを考えて、完熟のすだちを選びました。
さて、出張講師当日。柏のネクスファさんに到着です。
相変わらず元気いっぱいの子ども達、「つな渡りの先生だー」「つるカゴとキャンドルの先生〜」と、顔も覚えてくれたようで嬉しい限り。全員が協力して部屋一面に新聞紙を広げてから、ものづくり教室のスタートです。
まずは見本を見せながら、しめ縄の説明。細い縄を3本作るところから始めました。
手のすり合わせ方、力の入れ具合、わらのねじれ具合、友達のすすみ具合。何かに気を向けた拍子に足での固定がゆるんでしまって・・・一人で手足を使っての縄ない仕事は悪戦苦闘。それでも全員が3本の細い縄を作り上げました。
次は、3本のうち2本を合わせて太めの縄にしてゆきます。
2本を足でしっかり押さえて、細い縄のねじれがほどけてしまわないよう、慎重に掴みつつ、右手と左手を均等に引っ張り上げながら時計回りに。ますます難しいですね。気づけばぐるぐる巻き付けた状態になってしまう姿もチラホラとありました。諦めず、少し戻って、また落ち着いて再び取り組みます。
そこに、最後の1本を巻き付けます。ここでは2人1組のペアになって助け合いながら仕上げてもらいました。縄目をしっかり見据えて、丁寧に巻き上げるのは集中力が必要でしたね。
ここまででちょうど1時間。あとは先生に形を整えてもらい、飾りをつけてできあがりです。年末までに葉っぱやみかんを取り替えるといいよ〜と話しながらひとつひとつ仕上げました。
今回、持ち帰りを考慮して
紙垂(しで)はつけず、ご家庭で作れるように半紙と作り方のプリントを渡しました。クリスマスのあと、それぞれのおうちで手作りのしめ縄が飾られれば嬉しいですね。
※ネクスファさんのFacebookでもご紹介いただきました →
2013.12.11 ものづくりきょうしつ