2017年04月01日

麦畑の様子&野菜畑の準備

こぐま塾HPをご覧いただきありがとうございます。
3月のアグリコース小麦の部の様子を振り返ってご報告いたします。

3月11日の集合日は、新たに参加されたご家族へのご案内も兼ね、ゆっくりとスタート。
まずは、麦の生育状況を確認して回りました。
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鳩の襲来にもめげず、二度蒔きして鳥除けネットを張って、何とか無事に芽を出した麦たち。
冬の間に2〜3回麦踏みをしたおかげで、しっかり分けつして育っていました。

この時期になると周囲でもあちらこちらに麦畑を見かけます。
それは茶色い土に、緑の麦だけの情景。

しかし自然農の麦畑では、土はほとんど見えず、
麦と柔らかな春の草花、そして地面を覆う枯れ草の層が、豊かな生態系を形成しています。
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今回のメイン作業となるのは、野菜畑の準備。
ピザの具となるトマトやバジルなどを育てるための畝を、
種まきより前のタイミングで整えておきます。

「土を動かすのは冬のうちに」とは、自然農でよく言われること。
微生物層に急激な変化をもたらす畝作り(畝立て)は、
種まきする時ではなく、春の草花が大きく育つ前くらいに済ませておき、
微生物の状態が落ち着いた頃に種まきの時期が訪れるように、ということです。

野菜畑の予定地はここ。
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菊芋(キクイモ)が茂っていたエリアだったので、みなさんと菊芋収穫を楽しむことにしました。
長い枯れた茎はほとんどが菊芋。引き抜くと、地中の芋が少しくっついて出てくることも。
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自然農でもよく育ち、生でも、煮ても焼いても、揚げても炒めてもおいしい菊芋。
特徴などをみなさんに説明しながら、菊芋掘りを進めました。

自然農では、芋掘りでもない限り「耕さない」のが原則。
そして畝作りでは、微生物の層を意識して、土と土の間に青草がサンドされることのないよう、
ノコギリ鎌で青草をしっかり刈り、いったん脇にどける、ということをやります。
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土の地表を出したら、畝と畝の間(=畝間=通路)にあたる地面の土を
スコップで掘り起こしては、畝になる場所へ土を載せます。

畝の土を耕すのではなく、畝間の土を載せてほぐすだけなのが自然農の特徴と言えます。
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しかしここは菊芋フィールド。楽しい芋掘りが同時進行しているので、
例外的に畝の土を掘り起こして、こんな菊芋をゴロゴロと掘り出していきました。
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小さい子どもたちも意欲メラメラ、ライバル意識むき出しで、
いろんな農具にチャレンジしていましたね。
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ちなみに麻紐が張ってあるのは、畝のラインを確認するため。
このラインに添って縦にスコップで溝を掘り、畝間を作るのです。

この場所は長雨が続くと水浸しになるようなところなので、
特に意識して畝間を深く、畝を高く作りました。

菊芋掘りを済ませたら、土の大きな塊をほぐした後、
もとのように地表に枯れ草や青草をかけてあげます。
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自然農では、基本的に雑草たちが地表を覆っているため、畑の土は普段見えません。


畝作りが終わったらもう昼過ぎ。
みんなでのんびりお昼ごはんを食べ、午後は別の場所にもう一度、野菜畑を作ることになりました。

こちらの土地は林から道路へ向かう緩やかな傾斜地で、水はけも良好。
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ここでは畝を作るというよりも、ただ枯れ草をかき分けて、畝間をはっきりさせるだけ。
なんて楽ちん!

まずは、麻紐と鍬でまっすぐに畝間のラインを出してあげます。
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実際の農作業を想定して、大人の長靴で立てるくらいの広さに畝間を広げることにしました。
といっても、靴底で枯れ草を押しのけるだけの簡単さ。
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林の隣ということもあって、土がふかふかに柔らかいのが印象的でした。

これならまかせて!できるわ!と言わんばかりに1〜2歳メンバーも足でぐいぐい。
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あっという間に4列の畝が完成しました!
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農作業が終わったあとも、子どもたちは“こぐまの森”でずーっと遊び、大人たちはおしゃべり。
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足元では、野草の野蒜(ノビル)が旬を迎えていました。
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柔らかい林間の土でみっちりと大きく育ったノビルの球根。
葉っぱも含めて、全部を炒めたり汁物に入れたり、醤油漬けにしたりノビル味噌にしたり・・・
「ノビルの醤油漬けを焼き魚に添えたら美味しかったよ〜」なんて情報交換をしながら採取。
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今日作業しにきた麦メンバーのご家族は、つくしを100本以上摘んでいましたね♪
(写真がなくてごめんなさい)

野草がおいしい季節。こぐまの畑と森で、いろんな出会いを楽しみましょう。
集合日に来られたみなさん、今日作業されたみなさんも、お疲れ様でした!


4月の集合日はみなさんの都合により、8日(土)から15日(土)に変更となりました。
詳細は追ってご案内差し上げます。






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posted by 小松 at 22:50| Comment(0) | アグリコース(麦) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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