2月はアグリコース味噌の部の最終回、お味噌作りでした。
遅くなりましたが、みなさんの様子を振り返ってご報告します。
6月に種まきをした大豆が、鈴なりに実をつけ、手作業での収穫・脱穀・選別を経て、ついにここまでやってきました!
こぐま塾の味噌作りでは、機械や石油製品は極力使わず、すり鉢とすりこ木で大豆を潰します。
春の田んぼでは泥人形になっていた赤ちゃんが、すっかりお姉ちゃんになってお手伝い(?)している姿は感慨深いものがありました。
前夜からたっぷりの水に漬けた大豆は、当日の朝、旨みの滲んだ汁ごと火にかけ、そのまま持ってきてもらいました。温かい大豆を鍋から少しずつすり鉢に出しては、潰していきます。
こちらはみんなのお米で作ってもらった米糀。
4月の種まき以来、それぞれの区画で各家庭のペースでお世話してきたお米です。
まずはお塩と米糀をよくすり混ぜて、塩切り糀にします。
塩が両手にまとわりつくとどうしても、かゆい、いたい、気持ち悪いとぐずる子がちらほら。
大相撲みたいに塩をばらまく子、米糀をこぼす子、大騒ぎもありましたが、大きい子たちはずいぶん集中して作業してくれました。
塩きり糀ができたら、潰した大豆とよく混ぜ合わせます。味噌までもう少し!
家族みんなの手に住む常在菌が入ることで、その家だけの「我が家の味噌」になります。
実際、同じ材料、同じ配合で作っているこぐま塾のお味噌ですが、1年後に持ち寄って食べると家によって全然味が違うんです。
よく混ぜた味噌を手でつかめるくらいの大きさの味噌玉にまとめ、消毒した容器に投げ入れます。このとき味噌玉が、びしゃりと潰れるくらいの水分量が理想。固ければ大豆のゆで汁を加えて再びよく混ぜ、調整します。
程良い柔らかさに調整できたら、いざ、味噌玉の投げ入れです。
容器、テーブル、床、子どもたち自身・・・。
あちこちがお味噌だらけになりながらも、それぞれのお味噌が無事、容器に納まりました。
隙間に空気が入るとカビの原因になるので、しっかりおさえて均します。
均すそばからズブリとお手伝いが入って大笑い。
最もカビやすい表面には塩をふり、縁のところはとくに厚く敷きます。
内側の空間を再び消毒してからラップ(※)と重石をして、さらしを挟んでフタをし、麻紐でさらし部分を縛って完成です。(※本当はラップを使わずに塩をたっぷり敷いてもいいです)
お味噌はカビが心配な梅雨明けに一度様子をみて、カビがあれば取り除いて容器の内側を消毒します。このタイミングで重石もラップも外して天地返しをすれば、あとはお好みの熟成状態でお味噌として食べ始めて結構です。
最後はみんなで、テーブルや床をしっかりお掃除。
今回は週末と平日、2つに分かれての味噌作りで、全体の集合写真こそ撮れませんでしたが、家族ごとに出来上がった味噌樽と記念撮影をしました。
お子さんたちの姿、お父さんお母さんの様子から、今年もたくさんの気づきと学びをいただきました。2016年度アグリコースのみなさん、一年間ありがとうございました!
アグリコース味噌の部は、4月から2017年度がスタートします。
見学も承っております。お気軽にご連絡ください。
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ラベル:自然農