2016年12月06日

パンを目指して…小麦の種まきの様子

こぐま塾HPをご覧いただきありがとうございます。

いよいよ始まった【小麦の部】。
11月13日から20日にかけて実施した、小麦の種まきの様子を振り返ります。

急な企画だったにも関わらず、種まき前に申し込んでくださったN家のみなさんと初日を迎えることができました。(あと2家族は、後日参加されます)
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写真の、茶色く枯れた雑草たちがたくさん敷き詰められたようなエリアが麦畑のメイン区画。奥にある桑の木をある程度伐って、今後はもっと陽が当たるように整えていきます。
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隣接する子どもたちお気に入りの遊び場「こぐまの森」にアクセスしやすいよう、森も少しずつ手入れを進めてきました。
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この“森”を突き抜けた向こう側に、万が一のための保険としてサブの麦畑を用意。品種も違うものを蒔いて、リスク分散する作戦です。

種まき実習が始まりました。畝に覆いかぶさっている枯れ草を持ち上げると、雑草たちは新たに芽を伸ばし始めています。
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小麦の種をまく前準備として、こうした雑草の芽をノコギリ鎌で刈っていきます。
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自然農では枯れた雑草たちの積み重なり(亡骸の層、と呼んでいます)こそ、畑の大切な栄養分。枯れ草を掻き分けて鎌で草を刈ったら、また元通りに枯れ草を均一に広げておきます。

アグリコースでは子どもたちの鎌使いが1年でぐっと上達します。もちろんケガもありますが、経験を重ねて安全な扱い方を子どもたちなりに覚えていきます。
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畝の草刈りが終わったら、いよいよ種まきです。自然農仲間で麦を見事に育てている友人たちから分けていただいた、自家採種の小麦です。
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蒔き方はいたってシンプル。麦をにぎりこぶしに掴み、軽く開いた指の間からシャラシャラと振り落していくだけです。枯れ草に麦が当たり、パラランポロロンと雨のような可愛い音がします。
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雑草の上に乗ってしまった麦を、土に着地させるため、両手で枯れ草を掴んで揺さぶります。
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最後に軽く足で押さえるようにすると、麦の粒が土に密着し、固定されます。ここの工程は子どもたちに踏んでもらいましょう。
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本当にこれで大丈夫なのかな?と心配になるくらい簡単なので、枯れ草をめくって確かめてみました。
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厚い枯れ草のずっと下で、確かに小麦が土に到達していました!
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こちらは20日、種まきに駆けつけてくださったOさん一家と、シーズン最後の種まきです。
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麦のいいところは、種まきや(今後予定している)麦踏みの工程が、畝に子どもが入ってもいいというところですね。「そこは踏んじゃだめ〜」と言ってもまだわからないような1歳くらいのお子さんでも、しばらくはのんびり麦畑を楽しめるのがいいんです。

子どもたちみんなで協力して、分け合って、楽しく麦の種まきを終えることができました。
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みなさん、お疲れ様でした!
種まきには間に合わなかった方も、12月の麦踏みからはよろしくお願いします!


アグリコース麦の部は、2月までであれば途中からの参加も可能です。



味噌の部は、2017年度の募集を開始しました!気になることなど、お気軽にご連絡ください。




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ラベル:自然農
posted by 小松 at 23:11| Comment(0) | アグリコース(麦) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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