6月11日(土)のアグリコース集合日の様子をお届けします。
陽気に包まれたこの日は、“こぐまの森”の木陰に集合してスタート。
昨年11月の大豆収穫以来、ずっと雑草が生い茂っていた大豆畑。その間、太陽エネルギーを蓄え、朽ち、地中へと栄養分を固定してくれる雑草の働きを、自然農では「雑草が豊かにしてくれている」と捉えます。
大豆の種まきはまず、畝の草刈りから。まずは実演しながらの説明です。
地表の間際から鎌で草を刈っては、畝に倒してゆきます。
畝間(うねま:畝と畝の間の通路)に茂っている草も、刈ったら畝に乗せていきましょう。
草刈りが終わったら、植えるスペースを用意します。
大豆は「点まき」という種まきの方法でまいていきます。
大人が手のひらを広げたくらいの広さに丸く土を出します。間隔は鎌1つ分、30cmくらい。
豊かな畑になっていくと、大豆が大きく枝葉を伸ばすので、40〜50cm間隔で植えられるようになるのだとか。
1か所につきだいたい2粒ずつ、両方が発芽しても互いを邪魔しすぎない程度の間隔をあけて土におろします。
大豆は塾長が8年以上自家採種してきた、自然農により適した豆。
昨年収穫した豆を選別して、種まきに使っています。
大豆の粒と同じくらいの厚さに土をかけ、土の乾燥を防ぐために青草の葉っぱ部分をかけます。
本当は細いイネ科などの葉っぱがあるといいのですが、このあたりはセイタカアワダチソウが多く茂っていたのでそれを使いました。幅のある葉っぱは、枯れても大豆の発芽を邪魔してしまうので、細めの葉っぱを選ぶとよいです。セイタカですと葉っぱは1枚ずつ。穂先のかたまりをかけないように気をつけましょう。
すぐに雑草が茂るこの時期は、草刈りで誤って大豆まで刈ってしまうことも。
植えた箇所がわかるよう、太いセイタカの茎を使ってこんな風に目印を立てておきましょう。
こまめに草刈りに来られそうにない方は、もっと長い棒を立てておくほうがいいですね。
子ども達は森でツタを集めては、お父さんを“逮捕ごっこ”。
がんじがらめになりながらも決して転ばないお父さん、すごかったです。
実習のあとは各自の区画でひたすら実践。まずは草刈りに取り掛かりました。
黙々と、時には子どもの相手をしながら、はたまたお母さん同士お喋りしながら・・・
みなさんどんどん刈り進めていかれました。
おいし〜い桑の実が鈴なりになっていたこぐまの森。
子ども達の「取って〜」の声が響いていました。
木陰でもぐもぐ、遊んではもぐもぐ、寝っ転んではもぐもぐ・・・
涼しい森につないだ2頭のヤギにも興味津津。
お友達でくっついて、じーっと観察したり、葉っぱをあげてみたり。
大きい子たちは木登りして、連携プレーで桑の実を収穫していました。
気が付けば、色々と探検に出かけていましたね。
大人たちは着々と大豆の種まきを進め・・・
最初の草むらが、こんなに見事な大豆畑になりました!!
森や草むらに暮らすキジが、大豆の双葉を食べに来ないよう、キジよけネットを準備しました。
これからはネットをまたがず、決まった出入口からのみ畑に出入りすることになります。
みなさん、連帯責任で気をつけましょう〜。
田んぼへも足を伸ばして、苗代の様子を確認することに。
前はおそるおそる・・・だった畦道も、慣れると走れちゃう子どもたち。
さすがにスズメよけのネットはもう不要なので、取り外します。
今年も雨の少ない春となりましたが、ちょっと低めに仕上がっていたこぐま塾の苗代は
水分不足に陥ることもなく、とても良い状態の苗がたくさん育っていました!
前回の集合日に丁寧に雑草管理をしたこともあって、雑草の数も少なく、
このまま田植えを迎えられそうです。
6月25日の集合日から始まる田植えに向けて、事前に必ずやっておいていただきたい
区画内の草刈りについて、改めて説明がありました。
これから日を追うごとに暑くなっていくので、最初の草刈りが最も重要。
茎や葉を残さず、土が見えるくらい地ぎわから、しっかり丁寧に草刈りをしてください。
それだけで真夏の草刈りが1回減るので、本当に大きな違いです。
(刈った草はそのまま田んぼ内に置いておきます)
この頃は早朝〜朝9時頃までと、夕方4時〜6時頃までが作業のしやすい時間帯です。
例えば、お子さん連れで3時頃から田畑に来て、夕方にかけて草刈りをする・・・
それを2〜3回繰り返すのが無理がないやり方かもしれません。
もちろん、1日で全部終わらせる!というのも構いませんが、
日中は非常に暑くて親子共に消耗しますのでご注意を。
集合日に参加されたみなさま、お疲れ様でした!
次回集合日は6月25日(土)、田植え&大豆の種まきです。
平日メンバーの方は27日(月)を予定しております。
年に一度だけ頑張って、田植えの日は7時集合となります。
朝の涼しい空気の中で田植えを楽しみたいですね!
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ラベル:自然農