引き続き、大豆の脱穀と選別についてです。
大豆の脱穀に使う伝統的な農具は「くるり棒」「殻竿・唐棹(からざお)」などと呼ばれるのですが、塾長の持っていたくるり棒は数年前に壊れてしまったため、今ではコンポスト用の容器(新品)に大豆を枝ごと打ち付ける方法をとっています。
脱穀が済んだ莢(さや)と枝は、電気や機械を使って粉砕するでもなく、そのまま大豆畑に返します。ゆっくりゆっくりと分解されて、また来年以降の豊かな営みへとつながってゆきます。
脱穀直後、コンポスト容器を持ち上げるとまだ小枝や莢がたくさん混じっています。
おおまかに手作業で取り除き、あとは屋内などでゆっくり選別作業を行いましょう。
アグリコースのみなさんは、右の写真のように
脱穀の際にとても丁寧に莢を取り除かれていたので、豆の選別がとても楽そうです!
そろそろ味噌作りに向けて、各ご家庭で大豆の選別作業を始めていただきます。
お子さんと一緒に楽しくゆっくりと進めてくださいね。
決して、お母さんの夜なべ仕事にしないように・・・!
選別の目安を写真でご説明いたします。ご参考になさってください。
まず、どうしても使えないNG豆がこちら。
ただ、せっかく丹精込めて育てた大豆。捨てずに、節分の豆まきにお使いください。
鬼を追い払うパワーは十分です!
次に、実はOKな豆がこちらの「虫食い」。
虫に食べられてはいますが、中身はしっかりしています。
虫食いのカスが気になる場合は爪の先で軽く汚れを落とします。
味噌作りでは、水洗いの時点でこの汚れはほぼ落ちてしまうので心配はいりません。
非常に悩ましいのがNGとOKの中間。どっち・・・?
こうした豆は、割ってみるとすぐに判断できます。
左の豆は中身がしっかりしているからOK。右は中まで傷んでいるのでNGと分けられます。
例えば左の豆の皮は真っ白にカビており、選別で取り除いてもいいのですが、
結局は水洗いで分離してくるので、この時点では放っておいても大丈夫です。
全体的にシワシワしている(だけ)、他と違う色や模様がついている(だけ)、
といったこれらのお豆もOKです。
塾長が長年育てているうちにいくつかの品種ができてきたようで、虎模様の豆、
全体がこげ茶の豆や、緑のベースに黒紫の丸や斑点入りの豆など、色々と見つかります。
どの模様もおいしい大豆です。シワシワ豆も水につけると、シワのない美しい大豆になります。
テーブルに選別のための容器を3つ用意し、
「○」「×」「△」などを決めて取りかかるといいでしょう。
ご家族でわいわい選別を楽しんでいただければ嬉しいです。
大豆の脱穀レポート、ならびに選別の目安については以上です。
2月20日(土)の味噌作りのため、前日19日(金)から下準備が必要となります。
詳しくは味噌作りの詳細としてまた追ってご案内差し上げます。
来年度のアグリコース参加者の募集を開始しました。
ご質問なども受け付けております。どうぞお気軽にご連絡ください。
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