2016年01月29日

大豆の収穫からお米の精米までの様子

こぐま塾HPをご覧いただきありがとうございます。

アグリコースでは、11月から1月にかけて
大豆の収穫、乾燥、お米の脱穀、籾すり、精米などを順次行ってきました。
そんな数々の野良仕事の様子を、振り返ってご報告したいと思います。

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11月21日の集合日には、大豆を収穫しました。

夏から秋にかけて、丁寧に草刈りをされていた方の区画は
自然農では特に理想的な、優しげな柔らかい種類の雑草たちがふんわりと育ってきていました。
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畑で立ったまま、莢(さや)がカラカラになってきた大豆たち。
ノコギリ鎌で地上部を刈り取るのですが、せっかくなので、根っこも見ていただきました。
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マメ科の植物の根っこには「根粒菌」といって、畑の土を豊かにしてくれる菌が共生しています。
その名のとおり、粒がくっついているのが見えますね。
空気の中にあるような栄養(窒素)を菌が取り込んで土に蓄えている(窒素固定)のです。

刈り取った大豆を束にしていきます。束ねるのには、自然に還る素材の麻紐を使います。
後で竹にひっかけるため、紐を長く取り、両端にひと束ずつ縛ってゆきます。
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夏の草刈りがこまめにできていたかどうかで、大豆の収穫量は大きく違いました。
塾長一家は手入れが行き届かず、O田さん一家のたっぷりとした大豆に感動・・・。

田んぼの向こうに作ったお米の干し場まで、束ねた大豆を運びます。
ご家族で頑張って育てた大豆、こんなに山盛り!! お見事です!
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干してあったお米の粒を生でかじってみて、脱穀できる状態かどうかを確認しました。
歯で噛んだときに「ガリリ」と音がして砕ければ脱穀OKのサインですが
断続的に雨が降ったこの時期、まだ乾燥しきっておらず、お米の脱穀は先延ばしとなりました。
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11月下旬なのにぽかぽか陽気で、どんどん薄着になっていく子どもたちです。

運び入れた大豆を稲架(おだ)にかけて、じっくり天日干しにします。
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一般的な大豆生産ではコンバインで収穫し、乾燥機で乾燥させますが
自然農においては、土を重機で踏み固めることも、化石燃料を使うこともない、手作業収穫。
そしてお日様と風の力で、じっくりゆっくり乾燥です。


そして12月に入ってからは、各ご家庭の都合がつくタイミングで
お米の脱穀を順次進めていただきました。昔ながらの足踏み脱穀機で、親子で脱穀作業です。
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たっぷりの稲束が嬉しいですね!
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お米が飛び散らないよう、足踏み脱穀機の周囲はスダレや板で囲んであります。
子どもたちが覗きこんでいる脱穀機の後方には、脱穀後の・・・

籾つきのお米が出てきます。藁くずもかなり一緒になっているので、手作業で取り除きます。
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自然農では、脱穀したあとの藁束や、飛び散ったり手作業で取り除いたりした藁くずは
きちんと集めておいて、最後に田んぼに返します。これが翌年の田んぼの豊かさにつながります。

藁くず取りに飽きたら遊んで、遊びきったらまた戻ってきて。
子どもたちは色んなものに興味が移って楽しそうです。
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大人から「教科書で見たことある〜!」と声のあがった、唐箕(とうみ)。
脱穀した後のお米のうち、藁屑など余計なものを風で選別する、これも伝統的な農具です。
足踏み脱穀機から出たお米を上から入れ、まだ残っている藁くずを取り除いてゆきます。
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出口は2つあって、真っすぐ落ちる一番出口からは、お米だけが出てきます。
二番出口からは、風でちょっと横に飛ばされた分が出てくるため、お米と藁くずが混ざっています。

二番のものはまた手作業で藁くずをおおまかに取り除き、再び唐箕にかけます。
これを繰り返すことで、藁くずの入っていないお米が、籾(もみ)の状態で揃ってゆきます。

最後は、精米機に入れます。ここだけこぐま塾でも電気のお世話になります。
これは循環式精米機といって、唐箕と同様に何度もこの機械を通して(=循環)、精米します。
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しかしここまでの工程に時間がかかったため、この日は精米が終わりませんでした。

そこで各家庭ごとに籾を区別してお預かりし、
白米までの最終的な精米は後日、塾長が行うこととなりました。
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さて、ここからは1月です。
2月のお味噌作りに向けて、そろそろ麹屋さんに白米を持ち込まなければなりません。

家庭ごとの収穫量を確認し、別々に精米してゆきます。
(麹になるときは全部が混ざって仕上がるのですが、
 収穫量が十分だったご家庭は、お味噌にしない分を新米として楽しめるのです。)
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最初は上の写真の通り、全部が籾つきだったのが、精米機を通過するごとに
籾が割れ、選別され、籾から籾まじりの玄米へと、精米が進んでいきます。
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麹屋さんには白米の状態で持ち込むように言われているため、
玄米から三分づき、七分づき・・・と、白米目指して精米を繰り返します。
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精米機の横からは、籾ガラや米ぬかがどんどん出てきます。
自然農ではこれも田んぼに返したり、地力の弱い畑にふわっと撒いたりします。

そして精米の完了!
つるつるの白米よりは何歩か手前の、胚芽米の状態で完成としました。
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翌日にはさっそく、筑波山麓にある昔ながらの麹屋さんに持ち込み、
2月の味噌作りに向けて米麹を仕込んでいただくようにお願いをしてきました。楽しみです!


大豆の脱穀や選別については、また別途ご報告したいと思います。
2月20日(土)の味噌作りも、改めてご案内いたします。



来年度のアグリコース参加者の募集を開始しました。
ご質問なども受け付けております。どうぞお気軽にご連絡ください。




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posted by 小松 at 23:45| Comment(0) | アグリコース(味噌) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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