6月27日(土)・28日(日)はアグリコース集合日でした。みなさまお疲れ様でした!
土が低めに仕上がった苗代は、偶然の雨不足と相まって水分が程良く、生育旺盛!
すでに着実に分けつが進んでいる、立派な立派な苗たちが私たちを待っていました。
田植えの始まりは、草刈りから。
5月にしっかり刈ったものの、一ヶ月もすれば草ぼうぼう。
(5月の写真はこちら)
「草刈りした意味なかったんじゃん」と思う?
いえ、刈ってなかったらもっと大変なことになったのです。
子どもたちはお手伝いしてみたり、大きい葉っぱを帽子や座布団にして探検に出かけたり、
ザリガニ穴を見つけたり、また草刈りしに戻ったり。
ヤギたちとの接し方も、みんなずいぶん上手になってきました。
田植えをする前の草刈りは特に入念に。土ぎわギリギリのところを刈っていきます。
左は草刈り前の田んぼ、右は草刈り後の田んぼです。これだけでも達成感がありますね。
苗を植える目安に、40cm間隔で目安棒を立てます。
一列あたり、苗同士の間隔は20cmになるように植えていくのです。
立派に育った苗代から、ある程度のかたまりで苗を取ります。
鍬などを水平に入れ、ゴボッと取りだしたのち、1本1本を根から分けていきます。
普通の農業(慣行農)では田植えが機械化され、小さな苗を一度に3〜5本ずつ植えていきますが
自然農の田植えは、お米の生命力を一番発揮できる、一本植えが主流です。
重機が田畑に入ると、地上や地中の微生物などの生活環境を破壊してしまいます。
自然農ではそれを避けるために、手で植えます。
40cmごとに結び目をつけた目安紐を各自で作成し、それに添って田植えをしていきます。
植える列の刈り草は一列にまとめ、両手でくるっと丸めておきます。
2週間後の草刈りのとき、この刈り草から根が生えていても、くるっと天地を返せば根が切れ、
雑草管理が楽になるので、この方法をおすすめしています。
家族ごとに苗のかたまりを手渡し、それぞれに水を張ったバケツで
苗を1本ずつにわけていきます。なかなかの連携プレー!
終わった区画はこんなふうに、縞模様に見えますね。
これで一日目は終了です。
そして二日目、早朝6時半から続々と集まり、涼しい朝の空気の中で田植え再開です。
6時40分、この時間はまだ涼しかったのですが、7時になるとじわじわと暑さが・・・。
曇り空で快適だった昨日とは大違い。小さい子どもたちはザリガニ穴を掘り広げて研究開始です。
陽射しが強くなってきました。ヤギたちと子どもたちは桑の木の木陰に集まっています。
泥団子でおいしそうな柏餅ができていました。
全員揃った頃に畑へと移動し、大豆の種蒔きについて説明しました。
先月きれいな畝になったところが、たった一ヶ月でもう緑に覆われていますね。
(5月の畝の様子はこちら)
左は植えるために選別した、とびきり良い大豆たち。
塾長が長年自家採種してきた、大切な大豆です。このまま土に埋めていきます。
右は、うっかり畑に置き忘れて雨にあたり、発根の始まった大豆。
植えたあとの大豆は、地中でこんな風になるのですね。
植える場所の草を地ぎわから丸く刈り、大豆を2〜3粒ずつおろします。
豆1つ分の厚さの土をかぶせ、保水のため、上に刈り草を散らします。
従来の自然農では、植えた箇所にだけ刈り草をかけるのですが
このあたりの賢いカラスがその特徴を覚えてしまい、草の下の大豆を食べに来るため
ここでは畝全体に刈り草を散らしてカモフラージュすることにしました。
人間さえもどこに植えたかわからなくなりますので
畝の中央に目印の棒を立てます。セイタカアワダチソウの大きな茎を使いました。
こうして畝の両側に大豆を植えていってください。植え終わる目安は7月中旬まで!
この日は「とりあえず田植えは終わらせたい」と、みんな田んぼに戻って
着々と田植えを進めていきました。 結果、みなさん田植えは完了!お疲れ様でした!
次回集合日は7月11日(土)。草刈りです。
アグリコースは、年度途中からの参加も可能です。
見学も承っておりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
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