2013年09月04日

レポート:8月サマーキャンプ

こぐま塾ホームページにお越しいただきありがとうございます。
つくばで開催した8月のサマーキャンプレポートをお届けいたします。
※プログラム内容は、天候・子ども達の体調などにより変動いたします。ご了承ください。


◆◆◆ 1日目 ◆◆◆

8月のサマーキャンプには、小学1年生から4年生までの
計6名の子ども達が参加してくれました。

2泊3日の荷物はとても大きく、特に小学1年生は荷物のほうが大きいほど。
ひいふう言いながらも自力で運んで、庭先でご家族とお別れをしました。

サマーキャンプの始まりは、こぐま塾のお約束の共有と、自己紹介。
初めて同士、みんな緊張気味に小さな声で名前を教えてくれます。

・ヤギの粟子(あわこ)とご対面
庭で待っていた粟子に歓声をあげて駆け寄る子ども達。
さっきの緊張はどこへやら、塾長の説明を聞きながら
めいめいに色んな植物を見つけてきては粟子に差し出します。
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・つるカゴ編みの材料集め
太いつるで編んだ、ゴツゴツいびつなカゴ。
細いつるで編んだ、きめ細かく整ったカゴ。
どんなつるをどれだけ集めたらいいかを確認してから、森へ出発です。
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・昼食作り
包丁の扱い方をしっかり聞いてから、調理スタート。
食べ物を大切に、食べ残しのゴミが出ないように、
それぞれが食べられる量だけ盛りつけました。
 献立:玄米ごはん、ひじきのごまサラダ、厚揚げとピーマンの炒め物、お味噌汁
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・プール
ビート板を使って深いプールでたっぷり泳いだあとは
幼児用プールで“ワニさん鬼ごっこ”。
年齢の幅は広くとも、手を使って逃げ回るスピードは同じくらいでした。
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・スラックライン
プールのあとは公園でつな渡りのようなバランス感覚スポーツに挑戦。
はじめは片足で立つことからスタートし、仲間の手を支えにしながら
歩くことができました。集中力を保つのって難しい!
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・夕食作り
タマネギに泣かされながらも、最後まで頑張りました。
庭の野菜を収穫して、シンプルながらも味わい深い付け合わせに。
 献立:玄米ごはん、豚肉のしょうが焼き、湯通しツルムラサキ、お味噌汁
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初めてのお泊まりということもあって、
消灯後もしばらくは眠れず・・・


◆◆◆ 2日目 ◆◆◆

眠い目をこすりながらも、競うように布団を畳んで身支度。
食欲のない仲間を気遣いつつ、朝食作りからスタートです。

・朝食作り
庭の畑から野菜やハーブを収穫。
玄米ごはん担当・お味噌汁担当を毎回決めて、
順番にお米のはかり方、だしの取り方を学びました。
 献立:玄米ごはん、わかめときゅうりの梅みそ和え、トマトと卵の炒め物、お味噌汁
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・竹細工
庭に置いてあった竹に興味がわいて・・・
「枯れた竹だと割れるね」「じゃあ青竹を取りに行こう!」
のこぎり、のみなどの道具を使いながらコップとお箸を作りました。
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・水遊び
暑い体をキーンと冷やしてくれる、こぐま塾の井戸水。
「うちの水道はこんなに冷たくないよ」「地下の水はどうして冷たいの?」
などの質問が飛び出し、地中の水に話題を巡らせながら涼みました。

・おにぎり作り
しゃもじの使い方、素手で作るおにぎりのコツなどを聞くものの・・・
見るとやるとは大違い。手がベトベトになって大苦戦しながらも
ずらっとおにぎりを並べ終えると、満足気な歓声があがりました。
 献立:梅干しおにぎり、おかかおにぎり、きゅうり、味噌、トマト
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・火おこし
火の赤ちゃんが、ごはんを食べて・・・
というお話を聞いてから、木と縄を使って火おこし体験。
煙が出るところまではできたけど、火おこしは本当に難しかったね。
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・夕食作り
交代で火の番をしながら、たき火で野外調理。
おかずも、ごはんもお味噌汁も作って、おいしかったね!
 献立:玄米ごはん、お味噌汁、鮭のちゃんちゃん焼き、焼きとうもろこし
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・古武術あそび
塾長の背中をみんなで押さえつけても、はじかれてしまうのはどうして?
体の使い方を自分で確かめて、色んな発見がありました。


火おこしに時間がかかったのと、体と頭をたくさん使ったのとで
夕食の頃から睡魔がやってきました。
急いで布団に横になって、消灯です。


◆◆◆ 3日目 ◆◆◆

晴れたら朝日を見に行こう!と話していたものの、曇り空。
着々と身支度を済ませて、今日も朝ごはんを作ります。


・朝食作り
昨夜のたき火に入れておいたジャガイモが甘くて
「何もつけなくてもおいしい!」と感激の子ども達。
フライパン担当の子は、お料理する人は熱くて大変だね、と実感していました。
 献立:玄米ごはん、焼きジャガイモのごまダレがけ、ブロッコリーのちりめん和え、お味噌汁
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・つるカゴ編み
1日目に頑張って収穫したつるで、カゴを編みました。
みんな自分なりに工夫しながら、ユニークなカゴが完成しました。
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・自然農
まずはパネルシアターで「慣行農」「自然界」、そして「自然農」の仕組みを理解。
畑を見学し、うっそうと茂る雑草の中に
香り豊かなハーブや、料理に使った野菜たちを見つけました。
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今回は、2名が飛行機の都合でお昼前にお別れとなりました。
ちょっと寂しくなったリビングで、午後のプログラムです。

・昼食作り
みんなで野菜を刻んで刻んで、お野菜たっぷりのお好み焼きを作りました。
切る・混ぜる・焼く の明快な3ステップは、見通しが立ちやすくて良かったね。
旨みの秘訣は、毎日のお味噌汁からとっておいた「だしガラ」。
おいしいから、みんなソース少なめで味わって食べました。
 献立:お好み焼き、お味噌汁

・ゆっくりと話す・聴く時間
いつものおしゃべりや、学校とは違う、ゆるやかな時間。
最良の正解を答えるのではなく、ぽつり、ぽつりと浮かんだことを言ってみる。
とまどいも見られましたが、新たな一面が垣間見られました。

・お掃除
乱れた本棚を整えて、床の荷物をまとめてから、みんなで雑巾がけ。
手順を意識しながら、足腰を使ってキビキビと掃除ができました。
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お迎えの時間になると、おうちの方に自作のつるカゴを見せ、
数々のエピソードを一生懸命お話しし、仲良くなったヤギの粟子を紹介して・・・
にぎやかに帰ってゆきました。


振り返れば、あっという間の3日間。
参加された6名の心に、これからも役立つ何かが灯されていれば嬉しく思います。

こぐま塾も、子ども達一人ひとりが自分との葛藤、関係性の中で悩みながら挑戦する様を
間近に感じ、大いに勉強させていただきました。ありがとうございました。
posted by 小松 at 06:55| Comment(2) | 特別講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
忙しい中、キャンプのレポートを楽しくまとめて下さってありがとうございます。
北海道旅行を含めた2週間の日本滞在で、一番楽しかったのがこぐま塾、レストランの食事よりも
おいしかった日本の食べ物がこぐまで食べたもの、だそうです。足早に成長していく子供たちの、
貴重な一ページとなったことと思います。行かせていただいて本当に良かったです。

初めての子供だけのお泊り体験でしたが、身近に動物と行動することで養われる観察眼、
話をしっかり聞いて行動する大切さ、みんなと協力することの大切さ、楽しさ、を味わえた
ようで、短い間でしたが帰ってきたとき、ぐんと今までと違う面が育った気がしました。

今後も、このように素敵な塾生が育って社会を育んで行ってほしいと願っています。
ありがとうございました。
Posted by ヨコセ at 2013年09月04日 14:57
ヨコセ様

あたたかいメッセージありがとうございます。海外からの限られた帰国の折、お子様がこぐま塾に参加くださったことは、私どもにとっても大変うれしい機会となりました。ご期待に添えられたかどうか気になっておりましたが、「レストランよりもこぐまでの食事がおいしかった」とのこと、本当に良かったです。

特になにかスペシャルなメニューなどでは決してなく、ご飯とお味噌汁とおかずを子供も一緒に3食作って食べるということをしただけでしたが、素材も調理も手を抜かずに一所懸命やったことが結果として心に残ることになったのだとしたら幸いです。

(家畜)動物との触れ合いも、手先を動かしての工作なども、ちょっとした散歩なども、子供たちにしてみれば、何事であれ初めての経験になるのかもしれません。こちらこそ、学びの多いキャンプになりました。

いつかまたの再会を楽しみにしています!いつでもこぐま塾に遊びに来てくださいませ!
Posted by 塾長 at 2013年09月11日 22:51
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