こぐま塾HPをご覧いただきありがとうございます。
小麦コースは、7月の麦刈りを皆でやり終えることができました。
しかしその後に集まる見通しが立たなかったため、
麦わらから麦穂への脱穀は塾長一家が足踏み脱穀機で実施。
あとは麦穂からの脱穀の仕上げと、唐箕による選別を残すのみ。
・・・の状態で、なんと2ヶ月が経過!
メンバーそれぞれの事情により、なかなか集まって脱穀作業ができなかったのですが、
10月1日、遠くに転勤されたNさん一家の来訪をきっかけに、久々の集合日を開催。
やっと脱穀〜製粉までこぎつけることができました!
ここからは作業をサクサクと振返ってご紹介します。
まずは、麦穂を畳表に包んで踏みしだき、
残った穂もなるべく厚手のゴム手袋で揉んで、ほぐします。
風の力で麦粒と穂軸・屑などとを分別する昔ながらの農機具、唐箕(とうみ)にかけます。
これにより、麦はこんな状態に。
お米との大きな違いは、脱穀の過程で籾殻の大半が外れることですね。
まだ3割くらいは籾殻がついているので、ここから試行錯誤が始まります・・・
お昼は切った野菜を持ち寄って、お庭の焚き火でお味噌汁を作りました。
お味噌は昨年のこぐま塾アグリコース味噌の部で作った、米・豆ともに自家製の手作り味噌♪
何度もおかわりしながら美味しく食べて、再び作業へと戻りました。
塾長が持っているのは手箕(てみ)というもので、
中に穀物や豆を入れてあおるように動かすと
手前に重い麦が、外に軽い籾殻やクズ麦が出るので、選別に重宝していました。
小学生たちは庭じゅう、近所じゅうを駆け回って虫取りに熱中。
カマキリ、バッタ、カナヘビ、カエル・・・何匹も何匹も集めては観察していました。
(帰り際に逃がしていましたが、何匹かは捕食されていました・・・!)
厚手のゴム手袋が雑穀の脱穀によいと聞いていたので、麦でも試したところ
しっかりと麦をとらえて手先でこすることができ、脱穀がとても楽でした。
ふるいにいれて手のひらでこするのも、それなりに脱穀できるのですが
ここまで少なくなると、指先でつまんで籾を割るのも大して差はありません。
そうして、籾つきがだいたい1割未満になってきました。
ここで電気の力を借りて、循環式精米機の登場です。
田んぼのお米にこの機械が必要でたまたま持っていたのですが、これがとっても優秀!
しばらく時間をかけると、麦表面に残った籾は外れ、長い禾(のぎ)も粉砕され、
どんどん麦が裸になっていきました。
そうして、再び唐箕にかけます。
細かいゴミを吹き飛ばして、出てきた麦をまた唐箕にかけて・・・
この日は熾き火に栗・クルミ・焼き芋を仕込んであったので、おやつも充実。
小さい子どもたちは熱心に、ずーっと、クルミをほじって食べていました。
子どもの手がかからない隙にどんどん唐箕作業を進め、ついに!
ピッカピカの麦に仕上がりました!美しい〜
ここで、今回の麦コースに種を提供してくれた自然農仲間のうちの一人から
製粉用のマシンを借りてきて、製粉まで進めてみることに。
つぶつぶの麦を一定量まで入れ、フタをしたらスイッチ・オン!
すぐに、見事な全粒粉ができました〜♪
石臼で挽くのにも憧れますが、今年はこのマシン頼みで進めましょう。
今回参加できた2家族と塾長との計3家族で、それぞれ
製粉したての小麦粉を500gずつ持ち帰り、試食してみることになりました。
地粉と混ぜてチャパティにしたり、ざくざくスコーンにしたり、素朴なパンケーキにしたり・・・
どれも粉の旨みがぎゅっと詰まった仕上がりで美味しかったです!
すでに畑のトマトやバジルは、ソースにして冷凍保管してあるので
これから日程を調整して、ピザ作りを実現したいと思います♪
◆雑草屋Facebookページのご案内◆
こぐま塾を主宰する雑草屋の情報発信がまとめてご覧になれます。
「いいね!」をしていただくことで、雑草屋およびこぐま塾からのお知らせが
ご自身のFacebookにも配信されます。
こぐま塾を主宰する雑草屋の情報発信がまとめてご覧になれます。
「いいね!」をしていただくことで、雑草屋およびこぐま塾からのお知らせが
ご自身のFacebookにも配信されます。