2017年10月23日

【麦】小麦の脱穀・選別・製粉までの様子

大変ご無沙汰しております。
こぐま塾HPをご覧いただきありがとうございます。

小麦コースは、7月の麦刈りを皆でやり終えることができました。

しかしその後に集まる見通しが立たなかったため、
麦わらから麦穂への脱穀は塾長一家が足踏み脱穀機で実施。

あとは麦穂からの脱穀の仕上げと、唐箕による選別を残すのみ。
・・・の状態で、なんと2ヶ月が経過!

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メンバーそれぞれの事情により、なかなか集まって脱穀作業ができなかったのですが、
10月1日、遠くに転勤されたNさん一家の来訪をきっかけに、久々の集合日を開催。
やっと脱穀〜製粉までこぎつけることができました!

ここからは作業をサクサクと振返ってご紹介します。

まずは、麦穂を畳表に包んで踏みしだき、
残った穂もなるべく厚手のゴム手袋で揉んで、ほぐします。

風の力で麦粒と穂軸・屑などとを分別する昔ながらの農機具、唐箕(とうみ)にかけます。
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これにより、麦はこんな状態に。
お米との大きな違いは、脱穀の過程で籾殻の大半が外れることですね。
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まだ3割くらいは籾殻がついているので、ここから試行錯誤が始まります・・・

お昼は切った野菜を持ち寄って、お庭の焚き火でお味噌汁を作りました。
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お味噌は昨年のこぐま塾アグリコース味噌の部で作った、米・豆ともに自家製の手作り味噌♪
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何度もおかわりしながら美味しく食べて、再び作業へと戻りました。

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塾長が持っているのは手箕(てみ)というもので、
中に穀物や豆を入れてあおるように動かすと
手前に重い麦が、外に軽い籾殻やクズ麦が出るので、選別に重宝していました。

小学生たちは庭じゅう、近所じゅうを駆け回って虫取りに熱中。
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カマキリ、バッタ、カナヘビ、カエル・・・何匹も何匹も集めては観察していました。
(帰り際に逃がしていましたが、何匹かは捕食されていました・・・!)

厚手のゴム手袋が雑穀の脱穀によいと聞いていたので、麦でも試したところ
しっかりと麦をとらえて手先でこすることができ、脱穀がとても楽でした。
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ふるいにいれて手のひらでこするのも、それなりに脱穀できるのですが
ここまで少なくなると、指先でつまんで籾を割るのも大して差はありません。
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そうして、籾つきがだいたい1割未満になってきました。
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ここで電気の力を借りて、循環式精米機の登場です。
田んぼのお米にこの機械が必要でたまたま持っていたのですが、これがとっても優秀!
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しばらく時間をかけると、麦表面に残った籾は外れ、長い禾(のぎ)も粉砕され、
どんどん麦が裸になっていきました。
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そうして、再び唐箕にかけます。
細かいゴミを吹き飛ばして、出てきた麦をまた唐箕にかけて・・・
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この日は熾き火に栗・クルミ・焼き芋を仕込んであったので、おやつも充実。
小さい子どもたちは熱心に、ずーっと、クルミをほじって食べていました。
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子どもの手がかからない隙にどんどん唐箕作業を進め、ついに!
ピッカピカの麦に仕上がりました!美しい〜
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ここで、今回の麦コースに種を提供してくれた自然農仲間のうちの一人から
製粉用のマシンを借りてきて、製粉まで進めてみることに。
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つぶつぶの麦を一定量まで入れ、フタをしたらスイッチ・オン!
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すぐに、見事な全粒粉ができました〜♪
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石臼で挽くのにも憧れますが、今年はこのマシン頼みで進めましょう。

今回参加できた2家族と塾長との計3家族で、それぞれ
製粉したての小麦粉を500gずつ持ち帰り、試食してみることになりました。
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地粉と混ぜてチャパティにしたり、ざくざくスコーンにしたり、素朴なパンケーキにしたり・・・
どれも粉の旨みがぎゅっと詰まった仕上がりで美味しかったです!

すでに畑のトマトやバジルは、ソースにして冷凍保管してあるので
これから日程を調整して、ピザ作りを実現したいと思います♪






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posted by 小松 at 20:37| Comment(0) | アグリコース(麦) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする