2017年02月08日

【味噌】2月集合日(味噌作り)のご案内

こぐま塾 アグリコース「味噌の部」の皆様

こんにちは、小松です。
2月11日、13日の味噌作り当日に向けて、詳細をご連絡いたします。

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味噌作りの事前準備として、米と大豆の準備が必要です。
お米は、精米して現在麹屋さんに持ち込み、米麹に仕込んでいただいています。

ちなみにではありますが、今年度のこぐまの田畑の成績は、
田んぼの収量No.1は、T田家(4138g)でした!
畑の収量No.1は、小松家(1830g)でした。(なんとか面目たもちました♪)

では簡単に、今後の行程をお伝えします。

(1)浸水
米麹と同量の、選別済の大豆を前日の夜、一晩水に浸けます。大豆の3倍量(かそれ以上)の水に漬けてください。漬けた水は翌日大豆を煮るのに使います。できれば数時間おきに様子を見て、もしも大豆が水から顔を出しそうであれば水を足してください。
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★大豆の重量を忘れた方は小松までお問い合わせください。

(2)煮る
味噌作り当日の朝、普通鍋で弱火で4時間ほど、浸水した水と大豆をそのまま鍋で煮ます。大豆を親指と人差し指でつまんで軽くつぶせるような柔らかさ(耳たぶよりもすこし柔らかい程度)になるまで煮ます。ふきこぼれそうな場合、2つの鍋に分けるなどして調理ください。圧力鍋で加工する際は加圧3分が目安です。

(3)持参
煮た大豆と汁を、会場にご持参ください。温めなおしてから味噌作りをスタートいたします。汁がこぼれないように、密封できる深鍋を使ったり、汁と大豆を分けてお持ちいただくなど各自で工夫をお願いします。
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【 2月集合日の詳細 】
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1.スケジュール
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・2月11日(土)または13日(月)
12:50 塾長宅に集合
13:00〜15:30 味噌作り
15:30〜 掃除、片付け、解散

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2.持ち物
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・煮た大豆と汁、それが入る容量の鍋と蓋
・エプロン、三角巾など
・清潔なタオル、ふきん、手拭き用タオルなど3〜4枚
・大きいボウル(2〜3個)、もしくは広手の鍋
・すりこぎ、またはマッシャー
・重石(1〜1.2kg)
・味噌を入れる保存容器(5リットル用)
・味噌容器に合う落とし蓋
 ※落とし蓋が重石を兼ねている商品もあります。

塾長宅の味噌作りでは、陶器の味噌樽を使用しています。
プラスチック容器からのホルムアルデヒドの溶出などを心配される方は、
なるべく国産の陶器やホーロー製の容器をおすすめします。
(良質な国産の大手陶器メーカーがなくなってしまい、中国産の陶器ばかりになってきました)

追伸:みなさんが丹精込めて育てたお米と大豆で作るお味噌。
   せっかくの機会ですので、ぜひご家族でいらしてみてはいかがでしょうか?


お味噌作りまであと数日!
みなさんとこの1年を振り返りつつ、賑やかに楽しくお味噌作りができることを楽しみにしております。



アグリコース味噌の部は、4月から2017年度がスタートします。
見学も承っております。お気軽にご連絡ください。


アグリコース麦の部は、2月までであれば途中からの参加も可能です。


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2017年02月07日

お米の脱穀から精米までの様子

こぐま塾HPをご覧いただき、ありがとうございます。
大豆に続いて、お米の脱穀から精米までを振り返ってご報告します。

お米も各ご家庭のスケジュールに応じて、12月から1月までのおよそ1ヶ月間、それぞれのスピードで作業を進めてゆきました。

お米の干し場ではこの秋冬、二重に鳥よけネットをかけて、スズメたちの急襲からお米を守り通しました。みなさん各自の区画で育てたお米を稲架(おだ)から下ろし、脱穀作業のスタートです。
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一輪車にたっぷりと積み上げた稲束。豊作で、ネットできつく包まないと運べない方もいましたね。
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一年を通してすっかり仲良くなったちびっこチーム。優しいお母さん方に見守られて、田畑でもくつろいで遊べるようになりました。
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さて、脱穀の主役はこの「足踏み脱穀機」。ペダルを踏んでドラム部分を高速回転させ、稲穂を押し付けて籾粒をはじき落とす・・・という原理です。お米が四方八方に飛び散らないよう、脱穀機はこのあと板とスダレで覆って脱穀します。
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足踏みの練習をして、だいたいのコツを掴んでから実際に稲束を入れました。お米のパラランポロロンと跳ねる音、葉のシャラシャラと擦れる音があちらこちらで響き始めます。
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アグリコース参加2年目の子は、お母さんと共同作業する後ろ姿がなかなか頼もしいですね。
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脱穀機の足元や周囲に飛び散ったお米も丁寧にほうきで集め、これまた手作業で選別していきます。左のカゴは「手箕(てみ)」。手でゆすって穀類を選別する道具です。右のふるいは、春の苗代作りで活躍したあのふるいです。
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子どもたちでも簡単に手伝えるのが、藁くず取り。稲穂のままのものは、指先でしごいて籾粒を外します。おしゃべりしながら楽しそうでした。
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大まかに藁くずを取り除いたのがこちら。
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ここからは風の力を利用した唐箕(とうみ)という道具でさらに選別を進めます。

ぽかぽか陽気に恵まれた日のお昼の風景。半袖になっちゃう子もいて、いい暖かさでしたね。
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大豆とお米の作業がそれぞれに立て込んだ12月〜1月。
みなさんの都合に応じて、個別に塾長宅で精米作業を進めてゆきました。

脱穀が済んだお米はまず、唐箕で細かな藁くずを吹き飛ばします。
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次に登場するのが循環式精米器。ここだけは電気の力に頼っての作業となります。
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こぐま塾で育てたお米「豊里(とよさと)」は、自然農の参考書籍で何度かご案内している、奈良の川口由一さんのところから分けていただいた品種。聞きなれない名前ですが、うるち米の中では、自然農で最もよく育つ品種です。
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一定のレベルまでは、循環式精米器を通したあと、再び唐箕にかけて、籾殻と玄米とを分けます。
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また循環式精米器にお米を戻し、さらに精米。
覗き込んで、黙々と取り組んでいるのは・・・
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精米作業のクライマックスでどうしてもわずかに混ざる籾つきのお米を目視で見つけ、指で籾を割って、精米の仕上がりを後押しする作業です。
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これが結構時間のかかる作業で、子どもたちもどんどん集まってきて・・・
わいわいおしゃべりタイムになっていました。
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午前中から作業をする日は、庭先で焚き火をして、お雑煮、けんちん汁、お味噌汁、焼きパンなどなど、日替わりで煮炊きを楽しみました。
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お味噌作りのための米麹は、今のところ麹屋さんにこぐま塾のお米を持ち込んでお願いしています。精米度が高いほどうまく麹になるとのことで、しっかり白米になるまで精米を進めて、精米作業は完了。輝くお米がまぶしいです!
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各家庭でとれた大豆の重量に基づいて、必要なお米の量を割り出して麹用とし、余分が出たご家庭は、新米お持ち帰りとなりました。

春に1粒1粒並べて育てた苗、夏に1本1本手植えしたあのお米が、やっとここまで辿り着きました。みなさん本当にお疲れ様でした!
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そろそろ麹屋さんでの米麹も、いい仕上がりになっているようです。

お味噌作り2月11日(土)、平日希望の方は13日(月)
種から育てるお味噌作り、いよいよですね♪

詳細は予めメールでご案内してありますが、HPでも追ってアップいたします。



アグリコース味噌の部は、4月から2017年度がスタートします。
見学も承っております。お気軽にご連絡ください。


アグリコース麦の部は、2月までであれば途中からの参加も可能です。


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ラベル:自然農
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2017年02月02日

大豆の収穫から脱穀までの様子

こぐま塾HPをご覧いただきありがとうございます。
アグリコース【味噌の部】では、秋から冬にかけて、大豆とお米の収穫・脱穀作業を少しずつ進めてきました。今日は大豆の収穫から脱穀までのみなさんの様子を振り返ってレポートします。

大豆がすっかり枯れ色に染まり、カラリと乾いた莢がはじけそうになった11月下旬。
各ご家庭の予定に応じて12月上旬までの間に、畑の大豆の収穫作業を行いました。
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根っこは地中を豊かにしてくれるのでそのまま動かさず、地上部だけを刈り取ります。

この場所で大豆を育てるのは2年目。土が豊かになってきたのか、今年の大豆は葉が旺盛に繁り、実りが抑えられたような印象でした。だからこそ、ぷっくりと大きな莢に出会えると嬉しくなります。
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刈った大豆は枝ごと、いったん畝に重ねていきます。
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自然農では、畑から持ち出すのは収穫する部分(=大豆の粒)だけ。ひと枝ひと枝、余計な葉や茎をむしっては畝に返していきます。
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すっかり枯れた大豆畑には、様々な雑草が葉を茂らせ、土や生態系を豊かにしています。草ぼうぼう、なんじゃなくて、豊かにしてもらっている、という感覚です。
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畑仕事が終わっても、子ども同士たっぷり遊んでから帰る、という過ごし方が増え、毎回とても楽しそうでしたね。
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収穫した大豆は数本ごとに麻紐(=土に還る資材)で吊るし、脱穀の日を待ちます。周囲を囲んでいる寒冷紗は化学繊維ですが、不要品をリユースさせてもらっています。
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この大豆畑からは筑波山がよく見え、一年間いい景色でした。


さて、いよいよ脱穀です。
大豆の脱穀には唐竿(くるり棒)という古い道具があったのですが、壊れているため、今年は2つの方法で脱穀しました。

1つは、コンポスト容器(脱穀専用に購入)の中で叩き付ける方法。
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莢がすべて割れるわけではないので、バチバチと叩き付けたあと、手作業で割れていない莢を割って、残っている大豆を取り出します。
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容器の底には豆、莢、枝が混じった状態で貯まっていきます。
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そして、もう1つの方法は、お米に使う足踏み脱穀機です。基本的にお米の精米と並行して作業していったため、またコンポスト容器は1つしかなかったため、大豆にも脱穀機を活用しました。
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ブーンブーンとペダルを踏んで、回転が強まってきたところに大豆の枝を1つ入れ、莢をはじけさせます。まるでカリンバのように、カラリと賑やかな音でしたね〜。
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左が脱穀前の大豆の山。右が、脱穀後の山です。
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足踏み脱穀機の場合は、どんどん脱穀して、あとで1枝ずつチェックするのが効率が良いです。
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脱穀機を使ったあとも、やはり枝や莢がたくさん混じった状態です。
枝はどんどん手で取り除きます。
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そして莢には、割れていない(=中に大豆が入ったまま)のものもたくさんあるため、畳表で包んでお母さん方にフミフミしてもらいました。
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目視と手作業で莢をひとつひとつ確かめて割るより、とても効率が良かったです。
踏んで割れた莢からも、結構たくさんの大豆が出てきました。
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莢や細かなクズと、豆を分ける作業には、昔ながらの唐箕(とうみ)を使います。風力を使ったカラクリ仕掛けのようなこの道具。吹き飛ばしたいものに応じて力を加減できるのが魅力です。
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唐箕を経て、最後にはこれくらいまで選別が進みました!
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あとは各家庭にお持ち帰りしていただき、親子でゆっくり選別作業です。

大豆とお米、両方の脱穀作業を1日で済ませた方は、日暮れ間際まで頑張りました!
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大豆のレポートは以上です。みなさん、お疲れ様でした!

大豆の選別については、写真入りで詳しく説明しているこちらのページを参考に、みなさんじっくりと丁寧に選別を済ませてくださっています。

お米の脱穀〜精米についても、追ってご報告いたします。



アグリコース味噌の部は、4月から2017年度がスタートします。
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アグリコース麦の部は、2月までであれば途中からの参加も可能です。


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ラベル:自然農
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2017年02月01日

【麦】2月4日(土)集合日のご案内(麦踏み)

こぐま塾 アグリコース【小麦の部】の皆様

こんにちは、小松です。
あっという間に1月を通り抜け、梅の花もほころび始める季節を迎えています。いよいよ、春の声が聞こえるころになりました。

毎日、霜柱に歓迎されている麦たちも、もうひと踏ん張りするといよいよ本格的に成長はじめる時期を迎えます。その前にもう一仕事、麦踏みを頑張ってあげたいところです。

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2月4日は、スケジュールでは集合日を予定しておりますが、皆さんのご都合が揃わないかもしれませんので、1月と同様に「来られるタイミングで頑張ろう」にしたいと思います。

する作業は1月と同様の内容になりますので、もしタイミングが合いましたら一緒に踏み踏みいたしましょう♪4日以外でも、比較的融通がつきますので、候補日をお知らせくださいませ。


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【 2月集合日の詳細 】
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1.スケジュール
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10:55
 畑に集合
11:00〜11:20
 麦踏み作業
11:20〜
自由時間

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2.用意するもの
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・服装
(1)底の平らな靴

・農具
特になし

・その他
(1)荷物など用にレジャーシートなど

★おもちゃの持ち込みは禁止ではありませんが
 子供たちが自然と触れ合って過ごす手助けとなるもの、
 昔ながらのごくシンプルなものにしてください。
(ゲーム類や本など、その世界に没頭してしまうものはNGです)
 田畑で過ごす主役が子供たちとなるよう、導いていきたいですね。


以上、よろしくお願いします。


アグリコース麦の部は、2月までであれば途中からの参加も可能です。



味噌の部は、2017年度の募集を開始しました!気になることなど、お気軽にご連絡ください。



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