7月11日(土)はアグリコース集合日でした。みなさまお疲れ様でした!
大変遅くなり恐縮ですが、レポートをお届けいたします。
6月に種まきを終えた人の大豆は、揃って発芽し、成長をしているはずでしたが・・・
これまで森のこちら側には見られなかったキジが、
とうとうこぐまの大豆畑に勘付いてしまったようで、ところどころ芽がなくなっていました。
大豆の双葉(ふたば)はキジの大好物。
キジ対策を厳重に行うことを決め、いったん田んぼに移動しました。
ぐんぐんと背を伸ばしている稲たちと、水で潤った田んぼの様子に「おぉ〜」と感慨深い声が。
草管理のポイントを説明後、各家庭の区画で草刈りに取り掛かります。
陽射しの強かったこの日、子どもたちは木陰で熱心にザリガニ掘り。
まだ手で掴めない子も多く、虫カゴを手にキャーキャーと大興奮でした。
ひゅうっと長いのが稲、手前にツンツンと見える背の低いのが雑草です。分かりますか?
これくらい、雑草と稲との区別がつきやすいうちに草刈りをしてしまうととても楽です。
また、前回お話したとおり、刈って丸めた雑草は地面に根を張っています。
これぐらいのうちにくるりと裏返すと、根が簡単に土から離れ、後々の草刈りもぐっと減ります。
※7月下旬にみなさんに「草刈り注意報」を発令しました。
大豆も稲も、注意報が出ると雑草が作物よりも大きくなりそうな頃だということです。
注意報から2週間もすれば、田畑は雑草に覆われてしまうことも?(汗)
実際、稲の間に入っての草刈りは、上から見下ろすことになるせいか、
雑草の背丈が稲に迫れば迫るほど、見間違いやすく、時間がかかります。
また刈って寝かせた雑草の束をひっくり返すという楽ちんな作戦も、
地上にたくさん葉が茂ってしまってからでは根が強固に張ってしまい
手でひっくり返すことが難しくなっています。(こうなると鎌で刈るしかありません)
注意報が出ないうちに刈って行けるといいですね!
左は草刈りの時期を迎えている田んぼ、右は草刈りを終えた田んぼです。
草は1列おきに刈り、間の列は草を刈らずに残しておきます。
生態系に及ぼす急激な変化を軽減するためです。
人の足が入ったので、草を残した列も、草刈り直後は草が見えにくくなっていますが
次回の草刈りでは、この残した列からぼうぼうと伸びていることでしょう。
みなさんがご自身の区画を刈り終えてから、全員で再び大豆畑へ移動しました。
雑草に埋もれつつある大豆の幼苗を救出し、新たな畝にも種まきをして
自然農の種まきについておさらいしました。
それにしても雑草の勢いたるや、凄まじいですね!
これが全て(きちんと草管理をすれば)土を豊かにしてくれるのですから、ありがたいことです。
子どもたちは自分のおうちの大豆を探したり、草を刈ってみたり、
ミミズを掘ったり、木陰に集まって遊んだり。
こぐまの森に入って、木登りやターザンごっこもしていましたね。
追加で植えた大豆にも、セイタカアワダチソウの太い茎などを使って目印を立てました。
そしてこぐま塾の大豆畑全体をぐるりと、キジよけのネットで囲います。
キジは餌を探しているときは歩いてやってきます。
飛ぶのは逃げる時だけですので、こんな低さのネットで大丈夫という訳なのです。
自然農では、こうした資材もなるべく分解されて土に還るものを選びます。
塾長は麻布を使うことが多いですが、化学繊維のネットに比べて高価で、1〜2年で朽ちます。
ですので、いただきもののネットなどは繰り返し大切に使うことにしています。
今回の緑のネットも、市販の農業資材。毎年きれいに使い続けていきましょう。
頼もしい要塞に見えてきました。
草刈りの出入りでネットの開閉をされる際は、戸締まりに気をつけましょう!
みなさま、夏の暑い最中にお疲れ様でした!
次回集合日は8月22日(土)。草刈り&プール♪ です。
アグリコースは、年度途中からの参加も可能です。
見学も承っておりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
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