2015年06月19日

6月27日(土)、28日(日)集合日のご案内(田植え&大豆種まき)

こぐま塾 アグリコース塾生の皆様

こんにちは、小松です。
梅雨入りしたものの、雨が思ったよりも少ない6月。
4月に種まきした稲も順調に大きく育ち、
いよいよ、田植え、大豆の種まきの季節を迎えております。

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こぐま塾アグリコース、
6月27日(土)、28日(日)の集合日の詳細をご連絡いたします。
注意事項を良くお読みいただき、
出席・欠席のいずれかを必ずメールにてご返信ください。

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【 6月集合日の詳細 】
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 ※昼食は各自お弁当をご用意ください。
 ※予定時間・内容は多少変動する場合があります。
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1.スケジュール
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日中の暑さが厳しくなってきたため、集合時間を8:55に変更します。

また今月は、この週以降に作業を遅らせないことを目標にしています。
そのため、27日中に終わらないことも考慮して、予備日(任意参加)として
翌日の追加作業を予定しました。

28日は早朝6:30の集合です。
日中の暑さを避け、いつもよりもちょっとだけ早起きを頑張って、
涼しいうちの朝の田畑を過ごします。
早朝の田畑の朝露やマイナスイオンをたっぷり浴びてみる、滅多にない体験です♪

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・6月27日(土)
8:55 集合  こぐま塾の畑
9:00〜10:00 田実習(田植え前準備、田植え)
10:00〜11:30 畑実習(大豆の種まき、取り避け対策)
12:00〜13:30 昼休み、昼食
13:30〜 各自田畑作業、自由解散

★昼食後は、各家庭のペースでお過ごしください。
 日中頑張って早めに終わらせて切り上げても良し。
 暑さを避けて、夕方涼しくなり始めてから作業再開するもよし♪

・6月28日(日)※前日終わらなかった方など、任意参加
6:30 集合 こぐま塾の田んぼ
6:40〜7:00 朝の田んぼと畑の観察
7:00〜   田植え作業、畑作業の続き、解散

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2.用意するもの
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・服装
(1)田んぼ用長靴、汚れても良い履物、裸足
 ※天候によっては泥水の中で作業する場合があります。
 ※お子様は裸足で田んぼに入る前提でご用意ください。
  田んぼが深いので子供用長靴は使えません。
(2)作業着、着替え、タオル、蚊取り線香など
 ※日陰など、特に畑の周囲では、蚊が多くなって来ています。
  虫よけ対策として、長袖などもご検討ください。
(3)軍手など
(4)2Lペットボトル2〜3本の水(手足洗い用)

・農具
(1)バケツ(苗の移動に使用します)
(2)ノコギリ鎌
(3)シャベル、お子様用に園芸用スコップなど
※農具についてご不明な点がありましたらご連絡ください。


★先月までと同様、ゲーム機や学習道具などをご持参するのはお控えください。
 おもちゃの持ち込みは禁止ではありませんが
 自然と触れ合って過ごす手助けとなるものや、昔ながらのごくシンプルなものにしてください。
 田畑で過ごす主役が子供たちとなるよう、導いていきたいですね。

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3.熱中症について
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水分を摂りすぎてしまうと、
より汗をかき、体力を消耗し、
より暑く、より過ごしづらくなることが
東洋医学的に指摘されることがあります。

また、冷たすぎる飲み物、甘い飲み物などは
体力を消耗してしまうこともあります。

夏場の熱中症対策に向けて、
次のような工夫で体質を整えてみませんか?

・普段の水分摂取量を控え、
 喉が渇いたときだけ少量を口に含みながら
 ゆっくりと飲む習慣を身につける。

・暑いときは、濡らし手拭い(タオル)を首や頭に巻き、
 気化熱を利用して涼む。

今年の夏は
“ 飲みすぎず、濡らしてクールダウン ” してみましょう♪

参考)
水分補給への疑問」過去のこぐま塾での体験からの考察です。
暑さ対策あれこれ」夏バテしにくい身体になる工夫など。

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4.おやくそく
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☆子供たちへ
「自分がされたら嫌なことはしない」

 自然農の田畑は、作物は他の命と共存して育ちます。
 人と共に過ごす場として、まずは、自分がされたら
 嫌なことは人にもしないことから始めましょう。


☆親御さんたちへ
「こぐまの子どもは、みんなの子ども」

 我が子と同じように、大人が危ない・いけないと思ったことも
 分け隔てなく、誰に対しても伝えてあげましょう。


ご案内は以上です。
当日、みなさまにお会いできることを楽しみにしております。

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アグリコースは、年度途中からの参加も可能です。
見学も承っておりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。



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2015年06月14日

5月集合日の様子(苗のお世話・畝作り)

こぐま塾HPをご覧いただきありがとうございます。
5月23日(土)はアグリコース集合日でした。参加されたみなさま、お疲れ様でした!

まずはじめに、苗代(なわしろ)の生育を確認しました。
種籾(たねもみ)の蒔き方の個人差や、オケラの土への侵入などにより
稲の育ちにはバラつきが見られましたが、苗の数はなんとかギリギリ足りそうです。
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ここまで育てばもうスズメの被害は出ませんので、敷き藁(しきわら)をそっと取り外し
雑草管理を行います。とても間違いやすいイネとヒエ。大人でも判別が難しい!
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少ない苗を守るため、「稲みたいにツンツンした葉っぱは、切らない!」と決めて
みんなでハサミを手に、しゃがみこみます。
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苗代の草管理が終わったら、各家庭ごとに田んぼの区画を決めました。ご家庭それぞれのペースで、6月下旬の田植えまでに一度はしっかり草刈りをしておいてください、とお話しました。

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子どもたちは次々にミミズやカエル、ザリガニを捕まえてきます・・・


次は畑へ。今日は大豆を育てるための、畝(うね)を作ります。
自然農の畝作りでは、通路となる畝間(うねま)の土を掘り、畝にする場所へ土をのせてゆきます。

しかし、土の中に青草を閉じ込めてしまうことは “自然(の順序)” ではありません。分かりやすい例をあげれば、好気性細菌と嫌気性細菌などの微生物の層が入り乱れてしまい、バランスを欠いた状態となってしまうため、望ましくないと考えます。

そのため、草はいったん地面近くから刈って脇に置き、畝ができてから表面に草を戻します。
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(自然農が初めての方が多いので、作業の都合上、表層部の雑草はあらかじめ刈って寄せておきました)


麻紐と棒を使って目印とします。
棒は、子どもたちがこぐまの森から拾ってきました。
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自然農の農作業では、なるべく自然に還る素材を使います。麻紐も土に還りますね。
目印の線にそって、スコップで畝間を掘っては、畝とする場所へ土を盛ってゆきます。

どんどんミミズが出てきます!虫カゴいっぱいに溢れるほどミミズを集める子どもたち。「ミミズさんは畑を良くしてくれるからね〜」とのお母さんたちの声がけで、最後には畑に返していました。
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“耕さない”は自然農の原則のひとつ。右の写真は、畝作りにおいても、元の土は動かさず、畝間(通路)の土をのせるだけ、というのがよく分かると思います。

木陰に入ってお昼休み。涼しい風が気持ち良かったですね。
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田んぼでは長靴がいいのですが、これからは暑くなるので
畑作業はスニーカーや地下足袋がおすすめです。

また、水分を摂り過ぎると疲れやすく、喉の渇きも繰り返します。
日頃から水分摂取を少なめに過ごすと、野良仕事がグッと楽になりますので、ぜひお試しください。

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こぐまの森では桑の実が食べ頃を迎えていました。
パクパク食べる子どもたち。
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「なるべく早く終わらせたい」と、休みもそこそこにバリバリ畝作りに戻る男性陣、さすがでした!

畝が完成すると、最後に刈っておいた雑草をなるべく均等になるように振りかけます。
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こうしてかけた雑草は“亡骸の層”となって畑に栄養を与え、
微生物の棲みかとなり、生態系を豊かにしてくれます。良い畑になりますように!


畑が終わると再び田んぼへ。田植えにそなえてできるだけ草刈りを進めておきましょう。
草刈りは腕がかゆくなるので、長袖&軍手で臨むと良いですね。
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あまりの暑さに、子どもも赤ちゃんも次々とランニングシャツ姿になってゆきました。
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子どもたちは、親の背中を見て農作業に出たり入ったり・・・
それがこぐま塾アグリコースの、実際の雰囲気です。

決して強制はせず、大人の背中を見せて
じわじわと感じ、体験していくのを見守りたいですね。


やりきった爽快感!!
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「ビールだな。」「今夜はビールがうまいはず。」オトナの呟きが重なります。

この日に来られなかったご家庭も、半日しか参加できなかったご家庭も
翌日や翌週末にいらして、どんどん畝作り、草刈りを進めておられました。
みなさん、お疲れ様でした!


次回集合日は6月27日(土)・28日(日)。田植え&大豆の種まきです。
各ご家庭の行事や子どもたちの年齢などから、合宿形式ではなく
通常通りの集合日形態で2日間実施する予定です。(詳細は追ってご案内差し上げます)


アグリコースは、年度途中からの参加も可能です。
見学も承っておりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。



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